皆さんこんにちは。石川彰です。
俳句に関して、私はほとんど知識はありませんが、俳諧師の黛まどかという方の、ある雑誌のコラムにこんなことが書かれていました
父親が俳句をなさっていたことで、自分もこの道に入ったそうです。
その父親が、自分の父(黛まどかの祖父)が亡くなった時に詠んだ句が、私の記憶では、確か
「ツバメの空 さらに高き 父の空」と記憶しています
たったこの短き17文字の中に、父が亡くなって、ツバメの空よりはるか高い、手の届かぬところに逝ってしまった父のことを表現しているそうです。
さて話は変わりますが、
黛まどかさんは、日本語の素晴らしさのエピソードでこんな話をしてくれています。
ある反日教育を受けた韓国人の方が、仕事で日本に行くことになったそうです。日本が嫌いで、行くのが嫌で嫌で仕方がなかったというのです。
そして日本での仕事を終えて、韓国へ帰国の為空港に行くと、突然雨が降ってきました。
日本の人が、「これはやらずの雨ですね」と言うので、その意味を聞くと、「帰したくない時に降る雨の事ですよ」と言ったという。この一言で、韓国人の方は、こんなに美しい言葉をはぐくむ日本人は素晴らしい、日本が好きになってしまった。」と言ったそうです。
その割に私は日本語の言葉の良さを十分に認識していない・・と思ったものでした。